当然のイエローカード、方やお咎めなし⁉プレミアリーグ14節のジャッジを考えてみる

プレミアリーグ観戦記

イングランドプレミアリーグは日本ではDAZNの独占配信で、プレミアリーグ観たければDAZN加入するしかありません。その昔は毎節4試合ほどのスカパーの独占配信で、その後ソフトバンク系のスポナビに移り全試合ライブでのストリーミング配信になって、そのスポナビがDAZNに買収され、現在の視聴環境になりました。

懐かしいですね。視聴環境変遷の歴史が。プレミアリーグ観たくて契約をその都度変えて。

そんなプレミアリーグオンリーの視聴だけしてきましたが、DAZNでは優れたオリジナルコンテンツを展開してくれています。それはJリーグジャッジリプレイという番組。

何年前からスタートしたのでしょうか?Jリーグの独占契約始まってから?何年か前はイングランド協会からJリーグへ来られたレイモンド=オリバーさんが通訳さん同伴で出演されていた記憶が。

Jリーグ自体はあまり観る機会もないのですが、ジャッジリプレイだけは毎週観る習慣に。

難解なジャッジの根拠を分かり易く議論を深めていき、時にはナイスジャッジの事例を紹介してくれたり。我々視聴者目線でいうと、サッカーは特定のチームを応援する目的がほとんどで、どうしても感情が先走りしがち。一方、審判団の皆さんは感情抜きで冷静に、そしてルールに則り試合を作っていく。

Jリーグジャッジリプレイを見始めてから、随分とサッカーの観方が変わってきました。Jリーグに特定の応援チームがないことも手助けしてくれたのか、審判目線でサッカーを競技として楽しめるようになりました。

今まで、「なんであのプレーで退場なんだ!」とか、どちらかといえば感情が先走ってのサッカー観戦してたことが恥ずかしく思えてきます。少しは精神的に成長したのかもしれませんね。DAZNやスタッフ出演者をはじめとしたJリーグジャッジリプレイという素晴らしいコンテンツのお陰だと感謝しています。

そんな中、趣味プレミアリーグ観戦の当方が気づいたことを書き綴ってみます。ジャッジリプレイ崇拝者らしく、ルールに関することが主体です。ゲームとしてはどちらかと云えばマイナーなので、DAZN公式のYouTubeも埋め込んであります。

プレミアリーグ14節 2つのゲームでの判定基準を考える

プレミアリーグも、毎年恒例12月の過密日程に突入しています。そんな中、12月第1週はウィークデイに第14節が3日間に分かれて開催されています。

我々のようなアジア向けにも試合時間を調整してくれている、とても有難いプレミアリーグですが、それでもウィークデイ開催は日本時間で早朝配信になります。ま、朝型の生活だとその方が有難いかなとも思います。個人的には日曜日の24:30スタートが一番キツいかな、翌日に響いてしまいます。

14節第1日目の2試合で気になるジャッジがありましたので、思ったことを書き綴ろうかと。プレミアリーグの雑食性ファンですが、毎試合フルマッチを観ている時間など有るわけもなく、贔屓のチーム以外は、もちろんダイジェスト版を流し視聴するだけ。

今回の気になる2試合もダイジェスト版を観て、気になるところをところどころフルマッチ版で確認して気づいたことをいくつか。

Leeds U vs Crystal Palace

”鬼才”ピエルサVS ”レジェンド”パトリック=ヴィエラ

監督の名前だけで興奮しちゃう…ただのプレミアリーグマニアかも。

 マッチプレビュー

☆主審 ケビン=フレンド

☆注目選手 リーズ;ラフィーニャ 天才肌レフティーと云えばこの人。

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☆注目選手 パレス;ウィルフリード=ザハ パレスと云えばこの人。観ているだけで楽しめる、スピード感溢れたトリッキーなドリブルは脅威。

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☆注目選手 パレス;コナー=ギャラガー チェルシーからのローンプレイヤー。イングランド代表にも選出され、この調子なら来年はチェルシーのスカッド入り間違いなしの超逸材。

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☆注目ポイント リーグテーブルではボトムハーフに滞在する両チーム。共に勝ちきれない(ドローが多い)ことが原因であり、そのサッカースタイルは観ていて楽しいですけど勝利という勝ち点3を得るには至らず。果たして 待望の勝ち点3を得られるのはどちらなのか。

ゲームはお互い決め手を欠き、スコアレスのまま終盤へ。ダイジェスト版でひと際目を惹いたプレーは、リーズGKメリエのスーパーセーブ。味方に当たり無人のゴールへ向かっていたボールにダイビングセーブで窮地を凌ぐ。あの身体能力の高さはハンパではないと思いました。

ロスタイムは5分の表示。ここでリーズはコーナーキックを得る。キッカーはラフィーニャ。

ニアでクーパーがピタリと合わせたかのように見えましたが、DFに当たったのか、ボールは大きくクリアされています。と同時にリーズの選手達が猛アピール!これはヒョットして…。

主審のケヴィン=フレンドはVARと連絡を取っている模様。きな臭い状況になってきました。

そして流れたVARの静止画像はコチラ。

あーあ、腕だよウデ!

腕からいっちゃって、その左腕に当たっています。

これだけ明らかだとVARからの進言のみで十分だと思いますが、それはテレビの視聴者目線での考え方で、主審が確認できていない場合にはオンフィールドレビューで確認します。

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オンフィールドレビューをする主審のケヴィン=フレンド。プレーが一瞬の出来事で、死角に入り見えていなかったのか、本人さえ確認できれば納得して笛を吹けます。

サッと確認してペナルティースポットを指さします。ペナルティーエリア内ですのでPKかつ、グエイ選手にイエローカード。

終了間際のPK判定は勇気のいることなのかもしれませんが、ルールですからね。シュートブロックが大きく広げた”バリア”を作った状態とみなされ、意図的ではなくてもハンドの判定やむなし。

ボールに間に合わないのに腕からいってしまった時点で、こうなることは覚悟しなければなりません。

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ラフィーニャがPKを決めて、リーズ1点先制!

その後、パレスは猛攻を仕掛けますが、それも実らずタイムアップ。虎の子の1点を守り切ったリーズが貴重な勝ち点3をもぎ取りました。

パレスは痛恨の勝ち点ロスト。

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それにしても、パレスはいいチームになってきましたよね。これも”プレミアレジェンド”パトリック=ヴィエラ監督の手腕によるものと云えそうです。長期間プレミア中下位をキープしてきた安定のホジソン監督退任後、昨年までの主力が契約期間切れで大量離脱と、就任時はやること山積みだったはず。

今回は残念でしたが、ドンマイ。次があるさ!

ハイライトはコチラ。

Newcastle United vs Norwich

こちらは別の意味で重要なゲーム。

マッチプレビュー

☆主審 アンディ・マッドリー

☆注目選手 ニューキャッソー;サンマクシマン 予測不能なドリブルに惚れちゃう

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☆注目選手 ノリッチ;ティモ=プッキ 得点力はハンパなし。すべてのシュートは彼に撃たせるくらいでないとプレミア残留の芽はない。が、チャンスボールがなかなか彼まで届かない、哀しきチーム事情。

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☆注目ポイント 現時点での降格争い真っただ中の両チーム。既に監督交代1回ずつを数え、建て直しを図りたいところで、お互いに負けが許される状況ではない。だいぶ早いけど”裏天王山”サバイバルマッチ。

開始9分、プッキが抜け出したところ、クラークが後ろから手をかけて、一発退場。誰の目から見ても逃れようのないDOGSO案件でした。ペナルティーエリア手前でゴールに向かい、ボールをコントロールできていてGKと1対1の局面。4要件すべてを満たしております。

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数年前ボーンマス躍進の原動力であったエディ=ハウ監督、その手腕に注目が集まっています。せっかくのフットボール界で最大資金量スポンサーが付いたばかりとはいえ、これでは今後選手を集めにくくなるでしょう。

こんな状況では頭を抱えるしかありません。

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あれじゃ、ハウ監督が可哀そう。

わずか開始9分にCB退場で一人少なくなってしまい、残り80分はどのように戦うのでしょうか。やむを得ずFWフレイザーを下げ、DFフェデリコ=フェルナンデスを投入します。ゲームが壊れることを避ける意味合いでしょう。ビハインドの局面ではないので、まずは建て直し。

自らのミスが原因であり、とっさに手が出てしまう気持ちはわかりますが、チームの事考えたら残り時間10人で戦わなければならず、迷惑どころの話ではない超絶迷惑なプレー。1対1になってもFWが外してくれるかもしれませんし、GKが止めてくれるかもしれない。1点取られたらフィールドプレイヤー11人で2点取り返す、その方がスポーツとして清々しいと思うんだよね。

ダイジェスト版ではお互いチャンスらしきものもなく、勝負は後半戦へ。

後半に入り59分、事件は勃発。

1人少ないニューキャッソーがCKのチャンス。

ピタリとヘディングに合ったように見えましたが、その後ボールはわけのわからぬ方向へ転がる。

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(それにしても、ウィロックの跳躍力スゲー!)

もう少し別の角度からも。

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当たってる!

肩より高い位置に腕があり、ギルモアの腕に当たっています。これは紛れもなくハンドでPK案件のように見えますが、リーズ戦同様に主審のオンフィールドレビューが入ってPKに覆されます。

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うーん、やっぱPK、PK!

カラム=ウィルソンがPKを決めてニューキャソー先制!一人少ないシックスポインターマッチで士気が上がります。

PK決めたまではいいのですが、再開のキックオフまで気になっていたことが…。

これって、ギルモア選手にイエローカード出さなければならないのでは?DF側がペナルティーエリア内でシュートブロックのハンドを取られたのであればPK+イエローだと思っていましたし、リーズ戦では同じようなシュートブロックのハンドでパレスのグエイ選手にイエロー出されていました。

ひょっとして出し忘れ?

その後、公式情報を探してみましたが、やはりイエローカード出されていないようです。ギルモア選手はお目こぼしで助かった⁉

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ここらあたりのゲームになると、DF時に腕を隠すとか、そういった現在のハンドにおける競技規則を鑑みての対応がまったくできていないように思われます。対応できていないから現在の位置にいるのではないのかと邪推してしまいますね。今回使用した写真に映っているDFは、ほぼ腕を上げたまま競り合いにイっています。上位チームのDF達には見られない光景かもしれません。

マッチハイライトはコチラ。

ペナルティーエリア内のハンドとは?カードの取り扱いについて

コーナーキックからのヘディングシュートがDFの手に当たったケースとして挙げてみました。

イングランドでも【Jリーグ ジャッジリプレイ】のような良質な番組があれば、当然取り上げてみて然るべき事例かと思います。

Jリーグ ジャッジリプレイ でもJリーグのオフ期間中にプレミアリーグの事例を取り上げることありますが、今回の事例を専門家に説明していただけたら有難いのですけどね、ホンネでは。

そこで、 Jリーグ ジャッジリプレイを1年視聴して培った知識を基に、PA内のハンドのジャッジについて当サイトとしてまとめてみようと思います。

PA内のハンド⇒PK+レッドカードの事例

何か月も前のことですが、2021プレミアリーグ第3節のビッグマッチで起きた事象を取り上げます。

チェルシーゴール前での大混戦。FWマネのプッシュがゴールしたかに思われましたが、DFリース=ジェームズが懸命のクリア。そこでVARが入ります。

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この画像ではわかりにくいのですが、太ももに当たった後にDFリース=ジェームズの手に当たっています。

詳細はこちらのYouTube動画を参考に。問題のシーンは2:36近辺、そしてVARは3:00近辺。

太ももに当たった後に手に当たっていますが、その手の動きはゴールに向かっているボールを押し返しています。

主審のアンソニー=テイラーはOFRで腕に当たったことを確認してからPK+レッドカードを提示。ゴールに向かっていたボールが何故クリアされたのか、そこに手が関与していて反対方向へボールを押し返す動きがあったのでPKは妥当なジャッジだと思います。

ただ、レッドカードは少し厳しいかなと思う反面、ゴールに向かう軌道でしたので、攻撃側からの見方だとやむを得ないのかなと。あれを取ってくれなければ、サッカー成立しないよ、って。

PA内ですので、いわゆる三重罰(PK+退場+サスペンション)を避ける意味で、ルール改正がなされPK+レッドカードは消滅したと思われる方もいるのかもしれません。しかし、これはボールにチャレンジしている場合のみに適用されるもので、(使ってはいけない)腕を使ってゴールを防いでしまったらボールにチャレンジしているとはみなされずに、”決定機阻止”で従来通りPK+レッドカード+サスペンションの三重罰も妥当な判断のように思われます。

PA内のハンド⇒PK+イエローカードまたはノーカード⁉

今回のポイントはここです。

上記2つのゲームで試合の行方を決定付ける重要な判定で、応援しているチームの試合だと主観が入り、PKの判定がなされるのか、そこだけが気になります。ただ審判目線で考えると、その後に出されるカードの色というのも大事な要素なのかもしれません。

DOGSO(決定機阻止)でレッドカードなのか、PA内なので三重罰を避けるために一段下がったSPA(大きな得点機会を阻止)でイエローカードなのか。

個人的には、ノリッチギルモア選手もイエローカードに相当するのではないかと思います。パレスグエイ選手の例もヘディングシュートからのハンドで、偶発的な至近距離からの避けられないものだったとはいえ、シュートやクロスに対して手を肩より高い位置に置いて”バリア状態”を作り、腕でブロックしていたと考えられます。

両ゲームの事例とも似たようなケースだったように見えますが、ベテランであるケヴィン=フレンド主審はPK前にサッとイエローを出し、(経験の浅い?)アンディ=マッドリーはイエローを出せなかった⁉

ま、主審の裁量に委ねられているのかもしれませんね。主審にはイエローに相当しないと考えられる理由があったのかもしれません。また、何が何でも両方のケースでイエローが妥当という話でもありませんし。

PA内のハンド⇒PK+ノーカード

最近の事例で覚えているものがないので、2年前(18/19シーズン)チャンピオンズリーグ決勝での事例より。

開始1分、FWマネとスパーズMFシソコがスパーズPA内でマッチアップ。マネのシュートでもクロスでもない、ただのパスにシソコが不用意に横に拡げた手に当たってしまい、主審のスロベニア人D・スコミナは迷わずPKのジャッジ。

この時、シソコに対しカードは出されていません。

主審のスコミナ氏は、CL決勝で笛を吹くくらいですので、当時ヨーロッパ最高峰の審判であることは間違いありません。ジャッジは間違いなかったものとしてPK+ノーカードの判断基準を考えてみます。

横に拡げた手に当たったことは主審から確認できたので、VARからの連絡がなければオンフィールドレビューは行わない。問題はボールがパスのように見えたことではないかと。

シュートやクロス(フリックも含む)からのハンドは得点機会の阻止でイエロー以上、今回のケースはパスのように見えるので得点機会とは判断できず、ノーカードのジャッジが下されたのではないかと。

ハンドを犯したボールの”質”こそが、そこに付随するカードの色を決める要素になっているのではないかと思われますし、当サイトとしての結論はここに辿り着きます。

2年も前のことを事例として出すことは、ハンドのルール解釈に変更が加えられているとすれば現行の解釈として異なる部分もあるかもしれません。腕を使いバリアを作った状態で腕に当たったと判断されればPKで、ボールの質と得点機会の大きさでカードの色が変化する、私はこのように解釈しています。

以前はイングランドの審判の質が低いと揶揄されることもありましたが、ルールを知るにつれイングランドの審判のジャッジは妥当だと思えるようになってきました。むしろ、今まで主観が先行しすぎて観戦していたのかもしれませんね。こうやってサッカーをより深く楽しめるようになったのは【Jリーグ ジャッジリプレイ】という優秀なコンテンツを見続けたからかな、と。

追記 PK+ノーカードの基準

この中で、深野氏がPK+ノーカードである理由を述べています。

今後の参考までに。

ふらの松山キャプテンなのか⁉リアルイーグルショット目撃談

Jリーグジャッジリプレイの中で「道具を使ったプレイは厳密にいうと反則である」MC桑原さんのコメントが心に残っています。

アニメのキャプテン翼の世界で、明和FCのGK若島津くんの特技【三角跳び】があったが、あれはポストを蹴ってその反動でシュートを防ぐというもの。

その他立花兄弟のスカイラブハリケーンや次藤も加わってのスカイラブツインシュートなども。

ま、アニメの世界ですので…。リアルでやればイエローカード対象ですし、ケガする可能性も。

そんなキャプテン翼も中学生になると、翼くんのドライブシュート、日向小次郎のタイガーショットなど特殊シュート系が登場してきます。

北海道ふらの中学のキャプテン松山くんは、地を這う弾丸シュート【イーグルショット】を完成させます。地面すれすれを低弾道でゴールを狙うものですが、リアルの世界ではなかなかお目に掛かれるものではありません。

アニメの世界?いやいや、欧州最高峰のチャンピオンズリーグの舞台でリアルイーグルショットが登場しました。

チアゴ・アルカンタラが右足を振りぬくと、地面すれすれを、どういうわけかフワッと浮きながらゴールへ一直線に!

これぞ、ふらの中学松山くんのリアルイーグルショットですね。チアゴはボールを叩く位置などを熟知しているからこその弾道なのかもしれませんね。本人も「美しいゴールだった」とコメントしていましたが、技術では世界最高の選手といっても過言ではありません。

あまりにも美しすぎて記録に残しておきたくて、ツイートを埋め込むことにしました。あのプレーもう一度見たければ読み返せばいいだけのことですので。そう、ここは自分で楽しむための段落です。

長々と失礼しました。

こんな感じでゆるゆるとサッカーのことも書いていこうかなと。それではここまで。

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