プレミアリーグ第16節 注目カードはPK決着⁉

プレミアリーグ観戦記

プレミアリーグの第16節12月11日のゲーム3試合分まとめてみました。

プレミアリーグ第16節 土曜日のゲーム

12月も過密日程に突入していますが、16節は土曜日に上位チームのカードが集中していました。

21:30から日付を跨いだ26:30頃まですべてライブで観るために、事前に仮眠をとって準備万端!

最悪、最後のユナイテッドのゲームはパスしても…などと考えていましたが、観始めたらスコア以上に内容があり、結局最後まで視聴することに。おかげで日曜日は半分近く潰れてしまいましたが…。

Manchester City vs Wolverhampton Wanderers

 マッチプレビュー

☆ 主審 ジョナサン=モス

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イングランドの名物主審です。最近はVAR室が多いのか、ゲームで笛を吹く機会も少なくなってきたように感じます。

名物だと云われるのは、マーティン・アトキンソン主審とともに”不思議な雰囲気を作る”ことが多いからですね。

ゲームはシティが支配しているものの、ウルブズもアダマ・トラオレからの一発カウンターを虎視眈々と狙う、予想通りの展開。

前半30分に事故が発生。ウルブズMFネベスとDFキルマンが味方同士での激しい激突。

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即座にゲームを止め、担架の要請をするモス主審。

動かないネベスと大流血のキルマン。両選手大丈夫でしょうか?

BBC SPORT によると、前半30分ウルブスネべスとキルマンの味方同士で頭部同士の激突において、脳震盪の疑いのあったネべス、流血のあったキルマンどちらかを交代させなかったウルブズの医療スタッフの判断は微妙ではないかとの言及がありました。

エースのヒメネスがアーセナル戦で負った頭蓋骨骨折の大事故のことを思えば、選手ファーストで判断するとどうだったのか、BBCの苦言には大いに賛同できます。

ネベスの方は途中ピッチ内でうずくまったりすることもあり、82分で交代となりましたが、判断としては如何だったものでしょうか。

エースストライカー まさかの退場⁉

前半アディショナルに入った頃、またもや事件は勃発。

センターサークル付近でMFロドリが持ち上がろうとしたところ、ヒメネスが後ろから手をかけイエローカード。

その後、クイックリスタートしようとしたロドリのパスに足を出し邪魔してしまい、連続イエローカード。その間わずか31秒だとか…。

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1枚目のイエローカードはチョット厳しいかなと思う反面、アダマ・トラオレの再三の突破に対してファールで止め、既にイエローカードを貰っていたロドリへの挑発の意図があったのかもしれません。それを汲み取ったモス主審が警告を発したとか?

しかし、ヒメネスの2枚目のカードは余計なアクションがもたらしたもの。完全に”やらかし案件”です。

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ヒメネスはプレミアリーグで初の退場処分だとか。

でも、退場時の現地サポーターとのやり取りは面白かったですね。やっぱヒメネスは愛されているキャラクターだと認識できました。

腕に当たった⁉勝負の分かれ目PK判定

相手の1人退場もあり、一方的に支配するシティ。しかし、ガッチリ守ることに長けたウルブズのディフェンスをなかなか破れません。

しかし、試合は58分に動きます。

ベルナウド・シウバの右サイドからの右足クロスがモウチーニョの腕に当たったとして、モス主審はペナルティスポットを指さします。

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モウチーニョは当たった部位が【脇】だとして、猛抗議!

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VARチェックは入りましたが、既に主審は笛を吹いてしまっており、明らかに脇だけに当たったとする証拠が見つけられないとして判定通りのPK

これをスターリングが決めて、シティが待望の先制点!スターリングは、自身プレミア100ゴール目のメモリアルゴール。チームメイトは知っていてキッカーを譲ったのでしょうね、シティは普段ギュンドアンが蹴っていたと思いますが。

その後一方的に攻め込むシティに対し、集中を切らさないウルブズ。1人少ない状況で、何とか勝ち点を持って帰るためには、耐えてワンチャンゴールしかありません。コーディのギリギリクリアなどもあり、意外に緊張感を保ったまま進んでいきます。

後半アディショナルタイムに入って、流血から復帰のDFキルマンがスルスルっと持ち上がり、そのままゴール前へ。そこにピンポイントでポテンセのクロスが入りドンピシャヘッド!

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シティもGKエデルソンがファインセーブ!画面に映ることがなく暇だったはずのエデルソンですが、最後まで集中していました。最後まで見応えのある攻防で、ナイスゲームでした。

ゲームの主役たち

このゲームでのBBC選定マンオブザマッチは、なんとウルブズDFコナー・コーディ。試合を壊さなかったのはコーディの懸命なディフェンスによるもので、納得のいく選定。

シティサイドから見ると、攻めあぐねたかなといった印象でしょうか。しかし、内容的には勝ち点3に値する内容でした。

ウルブズは退場者を出した時点で、戦略的にできることも何もなく仕方がない結果。前節のリバプール戦に引き続き、2戦連続0-1で善戦の上での敗戦。

前節リバプール戦に引き続き、キラリと光った逸材の紹介です。

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ウルブズ左SB、フランスU-21代表のアイ・ヌーリ。前節はサラーと対峙し抑え込み、そして今回はベルナウド・シウバを相手に好ディフェンスで奮闘していました。

攻撃時には果敢にスプリントし、運動量も豊富。近いうちにビッグクラブからお声がかかりそうな、そんな逸材かもしれませんね。

ただ、ゲームの主役は不思議な雰囲気を作り出した”モス主審”なのかも。それもイングランドプレミアリーグの魅力なのかもしれません。最後まで面白いゲームでした。

Liverpool vs Aston Villa

マッチプレビュー

☆ 主審 スチュワート・アトウェル

☆ 注目ポイント

リバプールレジェンドであるスティーブン・ジェラードが対戦相手ビラの監督としてアンフィールドに凱旋!

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それだけでファンは胸アツ!

いずれ、リバプールの監督として戻ってくることを期待しての観戦になります。ポイントとしては、(選手の質では劣るので)手持ちの駒をどこに配置し、どういった戦術を採るのか。

ピッチを広く使い、サイドからの切り崩しを狙うリバプールに対し、サイドはある程度捨て、中央ガッチリ固めたビラ。リバプールはオリギとフィルミーノがアウトで、普段は8番のポジションのチェンボをオプションとして”ファルスナイン”で使わざるを得ず、なかなかボックス内部へ中央から侵入できません。

右SBアーノルドから左SBロバートソンへ、左CBダイクから右WGサラー、或いはチアゴの散らしなど、サイドに拡げて切り崩しを狙いますが、ビラMFが3枚スライドすることで対応し、リバプールの決定的なチャンス創出まで至らず。ディフェンスもミングスを中心に集中を切らしていません。

こういった時は、チアゴではなくナビ・ケイタを使って欲しかったかな…まだ100%で使える状態ではないのかも。

ゲームは67分に動きます。

懸命に耐えていたビラディフェンス陣ですが、痛恨のPK献上。

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サラーに前に入られ、体勢を崩したDFミングスが腿で押してしまいます。PK+ノーカードのジャッジは妥当だと思われます。

自ら得たPKを右隅ポスト内側にゴロで叩き込むサラー。さすがのテクニック!

試合を通じて、前半の33分と終了間際の85分にGKアリソンに怪しいシーンがあり、ヒヤッとさせられました。しかし、85分のケースはアリソンの際どいプレーの前に、DFマティプをFWイングスが後ろからプッシュした結果のファンブルであり、主審スチュワート・アトウェルは笛は吹けなかったのでしょう。どっちのファールが優先されるのかということで、イングスのファールを認めていた上でゲームを流していたのかも。アリソンのプレーだけを切り取ってみれば間違いなくファウルでPKを取られていても仕方のない際どいプレーです。

戦術的にも、36歳になったヤングを左ワイドと高い位置で使ったジェラード監督の采配には感心させられました。往年の運動量は見込めませんが、ヤングには右足と突破力の魅力があり、ワンチャン賭けるならうってつけの人材。実際、前半35分にはアリソンのスリップで決定的なチャンスを作りかけましたし。

将来的にはリバプールの監督に相応しい戦術の柔軟さを持ち併せているような気がします。ジェラード監督には期待しかありません。

あとはFWの問題か。ワトキンスとダニー・イングスをどのように共存させるのか、これから注視していきたいところです。

Norwich City vs Manchester United

マッチプレビュー

☆ 主審 ダレン・イングランド

☆ 注目ポイント

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ユナイテッドの監督就任間もないラングニックのハイライン&ハイプレス戦術がどこまで浸透しているのか。また、諸事情はありますが、スターティングメンバーの選定も気になるところ。

普段からユナイテッドのゲームをフルマッチで観戦することはないので、今回のゲームを観戦しての感想になります。

名将と謳われるラングニック暫定監督ですが、ビッグクラブの監督としては結果を出しながら、既存の選手に自らのプレス戦術をインストールしていかなければなりません。

人選として気になることは、右SBをワン=ビサカではなくダロトを起用している点。ダロトはまだ若く未完成な部分もあり、完全にファーストチョイスとしているわけではないと思われますが、ワン=ビサカとの比較では攻撃的な右サイドバックと云えます。ハイラインを使うために運動量豊富なSBを起用しているといったところでしょうか。

中盤もフレッジ+マクトミネイのダブルボランチで、一列前にブルーノを配置。現状、どうしてもバックラインに不安があるので運動量豊富なダブルボランチにせざるを得ないのでしょうか。結果的に攻撃的な中盤の枚数が1枚使えず、ファンデベークやリンガードの出場機会を増やせないようです。ま、攻撃的な選手が交通渋滞起こしているユナイテッドでは仕方のないことなのかもしれませんね。全権監督に近い条件で引き受けたラングニック監督は冬に何かしらのアクションを起こすことでしょう。

ゲームに目を向けると、クラブ規模はどちらが大きいのかわかりかねる、白熱した好ゲーム。一進一退の攻防が繰り広げられています。

両チームスコアレスのまま進み、事件は75分に発生。

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アーロンズが後ろからCR7を倒してしまい、無念のPK判定。相手は百戦錬磨のロナウドですからね、うまいことPKを獲得したようにも見えますが、取られても仕方がないようにも見えます。

自ら得たPKを落ち着いて決め、ユナイテッド先制!そのまま虎の子の1点を守り切りユナイテッドは辛勝です。

そういった状況の中で光っていたのはGKデ・ヘアのファインセーブの連発。

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集中を切らさず、ところどころ飛んでくる際どいボールを悉く跳ね返し続けました。

BBC SPORTによると、ポゼッションはほぼイーブン。その他スタッツも均衡しており、どちらが勝っていてもおかしくないゲーム。決め手は、やはりロナウドの決定力で結果として勝ち点3を辛うじてゲットできました。

勝ったユナイテッドの選手個々の評価点はデ・ヘアが7.77と断トツ最高評価。メディアの見出しはロナウド、ゲームのMVPはデ・ヘアで納得ですね。

ノリッチの勝ち点への執念は称えるべきことですが、ユナイテッドの動きが全般的にギクシャクしているように感じられたことも否めません。やはり、監督交代後で戦術のインストールが儘ならず、今まで自由にプレイしてきた”個の集団”がラングニックの戦術を身にまとうまでには時間が掛かるのかもしれませんね。

さいごに

PKが決勝点となった3試合をまとめてみました。

スコアは全て1-0で上位チームの勝利で、スコア以上に見応えのある熱戦ばかりでした。

同日、ライブでは観れなかったのですが、チェルシー対リーズのゲームもPKが決勝点となる珍しい1日だったようです。

合計3回のPKシーンがあり、特段判定におかしな点は見られず、妥当なジャッジが下されたように感じられます。試合終了間際に迂闊なチャレンジをした結果として勝ち点をロストしたリーズは”やらかし”案件ですね。

チェルシーの2回のPKともリュディガーに対するファールということで、試合後フラストレーションの溜まっていたリーズの選手たちともみ合う場面も見られました。

それも勝負の一部ですからね、向ける矛先はそこではないと思います。

久しぶりにプレミアリーグの楽しさを満喫した土曜日でした。

それでは。

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